マダイ

マダイ
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祝膳には欠かせない魚の王様

桜が満開に咲き誇る頃、産卵を間近に控えたマダイは、その体を美しい桜色に染めるようになります。この頃のマダイは、産卵に備えてうまみ成分がぎゅっと詰まっています。産卵直後を除いてほぼ一年中おいしい魚ですが、このような旬を迎えたマダイは特別に「桜鯛」と言って珍重されています。成魚は、水深 30~100mほどの岩場に棲んでいますが、産卵期になると浅場に移動して産卵します。結婚式などおめでたい席には欠かせない日本人にとって馴染み深い魚で、その引き締まった白身は、刺身や煮付け、吸い物などあらゆる料理に最適です。特に、身と皮の間にうまみがあるので、皮側に熱湯をかけ氷水で締めた刺身の味は格別です。

声
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平戸市漁協
中津良事業所所属
松尾 善晴さん

「冬場は、刺し網でヒラメを中心に漁をしていますが、この時期から、産卵前に北上するマダイ漁が中心になってきます。この時期のマダイは、身が締まり脂も のって非常においしく、刺身や茶漬けにすると最高です。漁業は、天候や潮の流れを考えながら行うところが難しい。また、近年の海水温上昇や異常気象、さらには魚価の低迷などで、漁をする条件は良くありませんが、おいしい地元の魚を、みなさんに食べてもらいたい。」

冬場は、刺し網でヒラメを中心に漁を営む。春から初夏にかけては、吾智網で旬のマダイやイサキを狙う。

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▲左:平戸島の南西部に位置する堤漁港。イカ釣りや採介藻を中心に、30世帯ほどが漁を営んでいる。
▲中:出荷前のマダイ。桜鯛といわれるように、体が鮮やかな淡紅色に変わり、脂がのって旬を迎える。
▲右:水揚げされるマダイ。

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