トビウオ(アゴ)

トビウオ(アゴ)
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アゴ漁は平戸の秋を告げる風物詩

平戸を代表する魚で、殆どが「塩干し」や「焼きあご」に加工されますが、鮮度が高く傷みの少ない定置もの(定置網で漁獲されたアゴ)は、刺身にして山椒を 加えた酢味噌で食べると大変美味しい魚です。アゴは少しでも身体を軽くするため、腸も短く(消化)脂肪分が少ない(1%)。逆にタンパク質は20%以上も あり、干物に加工しても脂肪が酸化してまずくなることがなく、タンパク質がアミノ酸に分解されて旨みが増します。最近では、アゴのダシ入りつゆや、粉末だし、出しパックなどが販売されるようになり、テレビ番組でも、良質のダシとして取り上げられています。

声
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舘浦漁協 前小型漁船団長
坂本 砂雄さん

「9月上旬から10月上旬までの時期には、午前6時になると、港から一斉に漁船が出港します。しかし、漁に出る船は多い時と比べると半数以下に減っています。魚価の低迷に加え、自然環境の変化などの影響で漁獲量が減って、漁業の収入が安定していないため後継者も育ちにくい。平戸を代表する魚であるアゴ、次の世代にも味わってもらうためには、自然環境などについて、もう一度見つめ直す必要があるのかもしれません。」

アゴ漁のほか、イカ釣りや一本釣りを営む。小型漁船団長時代は、「資源管理」の重要性を説き、カサゴの放流などを推進してきた。

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▲左:アゴ漁は、2隻が並んで一定の間隔を保ちながら、アゴの群れに合せて曳き網を引いて操業を行う。
▲中・右:夕方、アゴ漁に出港した漁船が舘浦漁港に帰港すると、港は一気に活気に溢れる。水揚げしたアゴを、一斉に手早く仕分けして出荷するトラックに積み込む。

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